教育委員会に営業をする人のブログ

地方自治体や学校に営業活動をしています。地方自治体への営業の仕組みや、教育業界について書いていきます。

またまた小学校の先生の英語の研修!

以前の記事でも、小学校の先生向け、英語研修のお手伝いをした、という記事を書きました。

本日も、学校の先生向け、英語の研修のお手伝いをしたので、そのお話をします。

夏休みということで、たしかに学校の先生向けの研修は多いです。

しかし、月に数回、英語の研修をお手伝いした、ということで小学校の英語への関心度は高いようですね!

営業のチャンスかもしれませんよ!

 

 

前方後円墳って英語で何という? 

またまた小学校の先生の英語の研修!

実際に、研修で出題されていた問題です。

こちら、みなさんご存知ですか?

答えは後ほど。。。

 

このように、小学生にとって、知らない単語というのはいくつも出てきます

先生にとっても同様でしょう。

今までであれば、辞書などを使用してすぐに意味を調べていたことでしょう。

今回の研修では、そこで辞書を使わずに、既習の内容でなんとか英語で表現できないか?考えてみよう、ということでした。

 

例えば水族館。

英語でいうと

aquarium

といいます。

 

しかし、小学生には少し難しい単語です。

けれでも、夏休みの思い出として、水族館に行ったことをなんとか伝えたい!

そんなときに、

aquariumという単語を使わずに水族館を表現する

のです。

 

I saw a fish, 

私は魚を見ました

octopus,starfish,jellyfish and shark.

タコや、ヒトデ、クラゲ、サメもみました。

 

なんとか、子どもたちが自分の知っている単語で表現してくれます。

たしかに、aquariumという単語は使っていないですが、

水族館にいったということは伝わりますよね?

 

このあとに、先生がaquariumと言うんだよ、と教えてあげればいいのです。

正しい単語はあとから教えればいい、まずは生徒の言いたいという気持ちを大切にして、言葉を分解してあげることが大切だと講師の先生が仰っていました。

 

このように、言葉を噛み砕いて説明していくことで2つの効果があります。

既習内容の定着

1つ目は、既習内容の定着です。

人間は、思い出すときにより記憶に定着する生き物です。

小学校での英語も、

これはなんという表現を使ったか?

こういう単語だったかな?

と、思い出そうと頭を使うことで、より定着していくのです。

 

新しい単語の獲得

2つ目は、新しい単語の獲得です。

教科書に出てきた単語を仕方なく覚えるのではなく、

子どもの自発的なこれを伝えたい!という想いが学習の源泉になっています。

したがって、それが英語であってもより定着しやすくなります。

日本語でも英語でも、受動的に覚えさせられるよりも、

能動的に自ら言いたいからその言葉を知ろう!

というほうが記憶に残りますよね。

 

言語活動とは?

またまた小学校の先生の英語の研修!

今回の研修では、言語活動がとても大切である、ということを繰り返し仰っていました。

言語活動とは、

目的・場面・状況をふまえて、実際の英語を用いてお互いの考えや気持ちを伝え合う活動

のことを言います。

先程の水族館に行った、というのも場面を踏まえていますね。

夏休みの思い出を伝えるという目的もありました。

 

たしかに、言語活動というと、何か特別なことをする必要があるのではないか?

と、学校の先生も身構えてしまいます。

しかし、先程の

aquariumという単語を使わずに水族館を表現する

のように、言葉を分解し、なんとか伝えようとすることも言語活動である、と講師の先生は言います。

 

言語活動は練習試合

またまた小学校の先生の英語の研修!

今までのように、単語や熟語を覚えることが決して無駄ではありあせん。

しかしそれは、英語における練習です。

練習ばかりでは、本番である外国の方とコミュニケーションをとることは難しいです。

そこで、練習試合をしましょう、その練習試合が学校での言語活動なのです。

 

この講師の先生の例えはとてもわかりやすかったです。

生徒同士で英語でコミュニケーションをとることで、実際に外国の方と話すときの訓練になります。

また、人と話すときには、何か伝えたい目的があるでしょう。

道を尋ねられたから教えてあげる

お店で注文をする

などなど。

決して、この表現を使って話すぞ!とはならないはずです。

 

今までの英語学習とは順番が逆になるのです。

過去形を習ったから、昨日の出来事の話をするのではない、

夏休みの思い出を伝えたいから、過去形を使わざるを得ない

のです。

目的があるからこそ、過去形も覚えることができうのです。

 

このような目的や場面をうまく設定してあげることが、小学校の英語の授業において、

先生に求められることになっていきます。

 

 

ちなみに、前方後円墳は英語で

keyhole-shaped tomb

といいます。

鍵穴の形のお墓

ということですね!

 

英語圏の方も、このようにイメージを最大限に活用されているのです。

小学校の英語だって、それで大丈夫だ!とすこし自身がつきませんか?

 

以前の小学校の先生向け英語研修の記事はこちらです!

 

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