校内研修について
前回の記事で、小学校の先生の英語の研修についてお話しました。
こちらの研修には続きがあり、参加された先生方はそれぞれの学校に戻り、
講師役となり研修を行うのです。
本日は、そんな先生が先生約を行う校内研修についてお話します。
校内研修が存在する
皆さんの会社にも、スキルアップや情報のキャッチアップのために
様々な研修があることでしょう。
学校の先生にも研修があるのです。
外部や教育委員会が主催する研修はもちろん、
各学校ごとや周辺のいくつかの学校が集まって行う研修が存在します。
例えば、国語や算数、英語といった科目ごとに行う教科の研修や、
新しいパソコンを導入したことによる情報機器の研修などがあります。
また、各学校ごとの研修に外部の講師をお招きすることもあるようです。
私も何度か情報機器の研修にはお邪魔しました。
学校の先生方は、日々の忙しい業務の合間を縫って、研修を受けています。
その学ぶ姿勢は、生徒以上に情熱を感じられるものです。
担当の先生の先の先生たちを意識
普段、営業活動を行っていると、○○の担当の先生、という方とお話していると思います。
例えば、情報機器の先生や英語の担当の先生と営業活動を通じてお話をしているのではないでしょうか?
そういった先生たちは、校内研修となると、講師役になることが多いのです。
○○担当の先生は、先生の先生役になります。
学校内で、情報機器に困ったことがあれば、真っ先に情報機器の先生に質問がいきます。
つまり、営業でお話をしている先生の先には、何十名もの先生方がいらっしゃる、ということなのです。
その中には、情報機器や英語についてさっぱりな先生もいます。
担当の先生は、そういった先生にもわかりやすく教えてあげる必要がでてきます。
従って、我々営業はそれを見越し、担当の先生にわかりやすい説明をする必要があるのです。
営業の説明がちんぷんかんぷんだと、担当の先生はちんぷんかんぷんのまま、他の先生への説明を強いられることになります。
そうすると、最終的に生徒や授業に迷惑がかかってしまい、誰も幸せにはなれません。
校内研修のサポート
私は何度か、校内研修にて自社のサービスの使い方や活用方法の研修を行っています。
営業として、学校に導入されたらそこで終了なのではなく、
ちゃんと活用してもらってこそ、だと思うのです。
導入はゴールではなく、むしろスタートであると考えています。
普段、営業でお話している○○担当の先生と二人三脚になり、校内研修を組み立て、
他の先生方に説明する機会を作ることで、より信頼される営業になることができるでしょう。
また、私が校内研修の際に必ず行っていることが1つあります。
それは先生方に配布する資料に個人の連絡先を掲載することです。
それはなぜか?
使用方法がわからないなどの質問は、
いわゆるお客様対応やカスタマーサポート
の部門の方が対応する業務ではあると思います。
実際に、学校向けの資料にそういった部門の連絡先が記載されている会社も多いでしょう。
会社としては正しい対応です。
しかし、それでは先生方に対してとても業務的な付き合いをしているなと、
私は思います。
あなた方とは仕事での付き合いです、と宣言している相手に、困ったときに質問が
できるものでしょうか?
先生方に安心感をもってもらうために、あえて個人の連絡先を資料に掲載
私はしています。
それぞれの会社の方針があるので、一概に正解とは言えませんが、
先生方は生徒と対人間としてぶつかっています。
そんな先生という職業の方に、営業として、人としてぶつかっていってもよいのではないかと、思うのです。
いかがでしょうか?
このように、学校の先生方は校内研修という形で、
日々学びを重ねています。
1人の例外もありません。
校内研修の形態や、講師を行う先生、受講される先生方の理解度のレベルなどは
地方自治体や学校によって様々ですが、
校内研修のことも考慮して営業を行うと、より学校から信頼されるはずです!