【営業として意識】文科省が学校のタブレットに予算をつけました
この記事では、
- 教育委員会への営業チャンスがくる会社
- 営業に行くべきタイミング
- 営業として教育委員会へ行く際に意識すべきこと
についてお話します。
教育業界で働いている方であれば
文部科学省が小中学校にタブレットを導入するために予算をつけた
という話題をよく耳にするでしょう。
下記のツイートでも紹介したように、様々なメディアでも取り上げられています。
文科省が提示する4.5万円補助枠での端末整備を実現できる、安価で、可用性、可搬性が高く、管理コストが低く、かつ学校や自治体のネットワークインフラに依存しない端末
— たけやま (@xUtJcXvSHmTCFpe) 2020年1月7日
方針とのこと
営業として
4.5万円という数字は
頭に叩き込もう🤯#教育https://t.co/u5ntWJhyy7
これを機に
我社も学校へ営業をしてみようかな?
と考えている方もいるかもしれません。
それでは、今回文科省がつけた予算にはどうのような意図があり、
どのような会社であれば参入可能なのか、
教育業界で働き、月平均15件、教育委員会と商談をする筆者が紹介していきます。
この会社は波に乗れる!
今回こそ、日本の学校においてパソコンやタブレットを普及させるべく
政府が予算をつけてくれました。
その額はなんと4.5万円
安価なタブレットであれば購入できそうな金額です。
しかし、当然パソコンやタブレットだけがある状況では、
子どもたちに授業は提供できません。
そのための環境整備が必要になります。
そこで、超教育協会という団体が下記の8項目を用意すれば授業ができるのでは?
という案を考えたのです。
その8項目というのが、
- 生徒用端末
- 教育クラウド
- 端末管理システム
- セキュリティ対策ソフト
- 環境復元システム
- 学習アプリケーション
- 授業支援システム
- 通信ネットワークおよびセキュリティ
という8項目です。
端末はもちろんなのですが、営業をしていて感じるのは得に
セキュリティと復元システムの業界が伸びるのではないか?
と感じています。
学校や教育委員会は外部からのアクセスを非常に恐れています。
それもそのはず、
学校にある情報はどれも子どもたちの貴重な個人情報です。
悪用しようと企む人も多い現実があります。
そのため、タブレットを学校で活用しようと考えた場合に
セキュリティは必須になるのです。
また、子どもの行動というのは予測をすることが難しいです。
ことパソコンやタブレットの場合には
変なとこクリックしちゃった!
ファイルが消えた!
というハプニングも起こります。
このようなハプニングに毎回対応する時間は現場の先生にはありません。
ですので復元システムが重要になるのです。
復元システムとは、
電源を起動したばかりの状態にパソコンやタブレットを戻すシステムのことです。
ようするに、
子どもが勝手にダウンロードした画像やファイルは削除されます。
また、誤って削除してしまったファイルも復活してくれます。
このような復元システムのおかげで、
いつでも授業がすぐにできる準備万端のパソコンやタブレット
を実現できるのです。
実際に教育委員会や学校の先生からは、
インターネットで変なサイトにつながらない?
子どもが勝手にアプリをダウンロードしない?
という質問を、営業をしていると多く聞きます。
したがって、今回の予算で特に伸びる業界は
セキュリティと復元システム
であると筆者は考えます。
営業に行くべきタイミングは?
よし!この業界の波に乗るために、
営業をかけまくるぞ!学校へアポイントの電話だ!
と考えている方はちょっとまってください。
残念ながらいますぐ動いてもあまり成果は出ません。
下記の記事でも解説しているのですが、
学校や教育委員会は年間スケジュールの中で
予算を組み立て事業を実施しています。
1年間の中には、
予算を考える時期というものが存在します。
つまり、その時期に営業に行かなければまったく意味がない
ということなのです。
その時期とはずばり
4~6月!
この時期になると、教育委員会は来年度の計画を立て始めるため、
いろいろな会社から見積もりを集めるのです。
このタイミングで見積もりが出せているかどうかが、
学校へ商品やサービスを売れるか売れないかの分かれ道なのです。
つまり、
学校や教育委員会へ営業をするのは4~6月!
ということなので、それまでは営業トークを練ったり、
企画書を作成したりと準備の期間にあてましょう。
ちなみに、2~3月については、
実は予算を使い切れていない学校というものも存在しますので、
小さい額のサービスのある会社は、その
余っている予算を狙って営業
をするのも1つの作戦かもしれません。
営業として意識すべきことは?
さて、どの業界が伸びそうかわかった、
いつ営業に行けばいいかもわかった。
営業マンは実際にどのようなことを心がければよいのでしょうか?
また、自分はセキュリティと復元システムの業界ではない!
という方も多いでしょう。
営業マンとして意識してほしいのは、
補正分の4.5万円をどう取るか?
ということです。
例えばですが、
もともとタブレットを整備しようとしていた自治体があるとします。
通常、タブレットは約10万円くらいします。
それに加えて、ソフトや周辺機器を整備しようとしていたわけです。
ここにきて、タブレットについては4.5万円お得になったわけです。
元々タブレットのために用意していた4.5万円が他のことに使えるかもしれない!
という金額に変わったわけです。
※あくまでも営業マンとしての視点です。
であれば、この金額は1つ、契約を勝ち取るための基準の金額になります。
この金額付近のサービスを持つ会社であれば積極的に営業をかけるべきなのです!
営業マンは
4.5万という数字が1つ営業トークのきっかけになる
ということを頭に入れておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
このように、教育業界の営業は
行政の施策と密接に関わっています。
4.5万をフックに、是非、営業にチャレンジしてみましょう!
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