教育委員会に営業をする人のブログ

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小学校の英語はコミュニケーションを重視する

前、小学校の先生向けの英語・外国語活動の研修のお手伝いをした

という記事を書きました。

www.bamboo33.xyz

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今回も、小学校の英語・外国語活動の研修のお手伝いをしてきたのでお話をします。

今回は長崎県での研修でした。

大事なことは、英語に大切なのはコミュニケーションだ!ということです。

 

 

今までの英語は難しく教えていた

小学校の英語はコミュニケーションを重視する

今までの英語学習は、易しいものを難しく教えていた

と、研修の先生は言います。

大切なことは、相手に自分の言いたいことを伝える

ことです。

にも関わらず、

主語の位置はここ・複数形にする・theやaをつける

など、難しいルールで英語を縛り付けていました。

 

英語がコンプレックスになる

小学校の英語はコミュニケーションを重視する

今までの英語教育は、ルールで縛り付けてしまったために、

正しい英語を話さなければいけない

という強迫観念をつくってしまっていました。

失敗したら笑われるのではないか?

という恐怖感により、英語を話す機会が

どんどん奪われていたのです。

 

今回の研修の先生は沖縄県出身の方でした。

沖縄は方言が強い地域でもあります。

研修の先生ははじめて東京に行った時、

方言を話すと笑われる

思いずっと無口だった。

といいます。

 

この、方言は恥ずかしいという感覚が、

英語でも発生しているのです。

 

先生がどんどん間違える

小学校の英語はコミュニケーションを重視する

この正しい英語を話さなくてはいけない

という子どもたちの感覚をどうしたら消してあげる

ことができるでしょうか?

 

研修の先生いわく、

先生がまず英語を話してあげてください

といいます。

先生が率先して話すことで、クラス内に

英語で話しても大丈夫なんだ

という空気ができます。

 

この空気ができることで、

生徒たちもどんどん英語を話せるようになっていきます。

まずは先生が英語は怖くないという空気をつくってあげましょう。

 

英語のリアクションを大切に

小学校の英語はコミュニケーションを重視する

今までの学習指導要領になく、今回の学習指導要領で

重視されたことがあります。

それは聞き手の態度です。

 

コミュニケーションは1人では成立しません。

聞いてくれる人がいるからこそ話すことができます。

聞き手の英語の聞き方、リアクションを学ぶことで、

先生は英語を話しても大丈夫だという雰囲気にしてあげましょう。

 

同じ英語を繰り返す

小学校の英語はコミュニケーションを重視する

英語のでのコミュニケーションの中には

相手の言ったことを繰り返す

ということがあります。

 

例えば、夏休みに海に行ったとします。

I went to the sea.

と話してが言うと思います。

聞き手が

Oh, you went to the sea !

と繰り返してあげましょう。

 

聞き手は相手の言ったことを繰り返しているだけなので、

新しい単語を使っていません。

どんな子どもでも行いやすいことでしょう。

 

けれども話してからすると、

海って伝わった!

と感じ、その海の話をふくらませることができます。

英語のコミュニケーションの第一歩として、

まずは相手の話を繰り返す

ということをしてみましょう。

 

niceやtooを使う

小学校の英語はコミュニケーションを重視する

日本語でも会話をするときには

そうだね、へぇ~などの相槌を使用します。

英語であっても、日本語と同じコミュニケーションであることに

変わらないので、相槌が大切になってきます。

 

今まで、英語教育において相槌は重視されてきませんでした。

今回の学習指導要領の例文にはniceやtooといった

英語での相槌がたくさん出てきます。

 

英語の会話において聞き手が大切と言われても、

どうしたらいいのかわかりません。

niceやtooを使おうと示すことで、

英語のコミュニケーションにおいて聞き手がどうしたらいいか?

という具体的方法や態度を示しているのです。

 

英語の目標はやり取りをすること

小学校の英語はコミュニケーションを重視する

研修の先生は最後に

英語教師という言い方は嫌い

コミュニケーションの先生を目指そう

と仰っていました。

 

最初から完璧に英語を話せる人はいません。

何か伝えたい、話したいという気持ちがあるからこそ、

子どもたちは

わからない単語でも想像しなんとか伝えよう

リアクションをとろう

とするわけです。

 

これからの学校の先生に求められるのは

子どもたちが英語で何かを伝えたいという

気持ちをつくってあげることが役割になります。

 

最後に講師の先生は英語のコミュニケーションを船に例えていました。

 

英語において、文法や単語は船です。

船は目的もなく動きません。

荷物や人を運ぶことなど、目的を載せているから船は動くのです。

英語においても、伝えたいことという目的が大切なのです。

船に載せたいものを、英語のコミュニケーションにおいても

しっかり育ててあげてください。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回の長崎のように全国的に小学校の英語研修は盛り上がっています

しかし、伝えているメッセージは一貫しています。

コミュニケーションを大切にしましょう

ということです。

 

間違えながらも積極的に先生が英語を話す

繰り返しやnice、tooを用いるなど聞き手の態度をつくる

ことで、英語で話したいという気持ちを子どもたちに作ってあげましょう!