小学生が自宅でプログラミングを学習する方法
来年度から、小学校でプログラミングの授業が行われるようになります。
そのことをきっかけに、小学生のお子さまを持つご家庭で、お子さまにプログラミングを体験させてみたい!と考えている方が増えています。
けれど、送り迎えなど面倒なことに学校で始まる前からコストをかけたくないから
できるなら自宅で小学生の子どもにプログラミングをやらせたい!
と考えているご家庭も多いのではないでしょうか?
この記事では、自宅で小学生がプログラミングを学習する方法を解説します。
ちなみに筆者は現在、新卒から大手教育系企業に勤めて4年になるため教育業界や学校への知識は豊富です。学校や教育委員会へ営業を行う部署に配属され、静岡県を中心に営業活動をしています。商材は今流行りのタブレットで学習するソフトです。そのため、学校におけるICT環境の整備(1人1台のタブレットなど)についても知見があります。月に10~20件ほど学校の関係者との商談や飛び込み営業を行っていますので、参考になるかと思います!
小学生が自宅でプログラミングを学習するには?
小学生が自宅でプログラミングを学習する代表的な3つの方法を紹介します。
塾や習い事につきものの、送り迎えがなく、すぐに始められるのが特徴です!
本で学ぶ
Scratch(スクラッチ)や小学生に人気のマインクラフトなど、家でもできるプログラミングの教材はたくさんあります。しかし、ただサイトにアクセスするだけでは、操作方法がわからないものです。
まずは書籍を買ってみて、そのとおりにプログラミングをやってみることをおすすめします。保護者の方にとっても、無料のソフトは何者かわからない、という不安があるかと思います。
書籍の解説があれば、安心して取り組むこともできますよね?
はじめてのプログラミングという本は、 Scratch(スクラッチ)へのアクセスの仕方からアカウント作成、初めての課題などこの1冊を買うことですぐにScratch(スクラッチ)を行えるような構成になっています。出版社も学研という教育業界の老舗であるため、安心感があります。
アンプラグドの教材を使う
購入してすぐに始めることができる、という意味ではアンプラグドの教材を使用するのがおすすめです。
カードでピピッと はじめての プログラミングカーという商品は、パソコンやタブレットは使わずにプログラミングを学ぶことができます。
この教材は、電池で動くロボットに命令を与えていきます。また、立川市の小学校でプログラミングカーを使用した授業が行われていますので、初めてプログラミングを学ぶ方にもおすすめな教材です!
講座を受けてみる
本やアンプラグドの教材でプログラミングに触れ、楽しい!と思い始めたら、プログラミングの講座や教室に行ってみることもおすすめです。
ほとんんどの講座や教室では、無料体験も実施されているので、試しに行ってみる、ということもできます。
より、学校の授業に近いプログラミングが体験できますよ。
自宅で講座を受講する場合には、Z会プログラミング講座 とD-SCHOOLオンライン というサービスがおすすめです。
Z会プログラミング講座 は、あのZ会が運営するプログラミング講座で毎月学習用のテキストと使用するレゴブロックが自宅に届きます。
お子さまの学年によって、小1~小4は基礎講座、小4以上は発展講座を受講します。
プログラミング教育を提供する会社の多くは、IT企業やベンチャー企業であることが多い中、教育の老舗でもあるZ会が提供している安心感もありますね。
D-SCHOOLオンライン は、パソコンで受講するオンライン講座になります。
おすすめする最大の理由は、子どもたちが大好きなマインクラフトを使用した講座があることです。
何か習い事を子どもにさせる際に、子どもがやる気になるまでが継続するための1つの壁になります。しかし、普段から好きでやっているマインクラフトが教材であれば、小学生も楽しく続けることができます!
無料体験もなんと14日間行うことができるので、じっくり試してから入会の判断が可能なのです。内容が吟味できる分、保護者の方にとっても安心ですよね。
今すぐにできるプログラミング学習
また、パソコンさえあれば今すぐにでも自宅で始められる小学生向けのプログラミングサービスを2つ紹介します。まずは、この2つから試してみるのがおすすめです!
Scratch(スクラッチ)
学校の授業でも最も多く扱われているサービスがScratch(スクラッチ)です。画面の中のキャラクターを、命令の欠かれたブロックを組み合わせて動かしていきます。
マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのライフロングキンダーガーテングループによって開発されたサービスです。
ちなみに、プログラミングの番組として大人気のNHKのEテレで放送中の番組Why!?プログラミングで採用されているプログラミング言語もScratch(スクラッチ)です。
このScratch(スクラッチ)は無料で使える上、外部のサービスとの互換性が高いです。
私が以前見学したプログラミングの授業では、このScratch(スクラッチ)を使用してドローンを飛ばす授業を行っていました。
また、多くの授業案が公開されているため、すぐに学校や塾などでプログラミングを始めることができるのです!
Why!?プログラミングのホームページや、未来の学びコンソーシアムの事例一覧から授業案を参考にできます。
はじめてのプログラミングのように、操作方法が詳しく解説されている書籍も多く出版されているため、初めてプログラミングに挑戦する小学生でも安心して始めることができます!
ビスケット
2つ目のおすすめサービスは、ビスケットというサービスです。
ビスケットとはめがねと呼ばれるアイテムを使用してプログラミングを行います。自分が描いた絵に対して、プログラミングを行います。
左の丸から右の丸へ、自分の描いた絵が動きます。
この仕組を利用して、アニメーションやゲーム、絵本をつくることができるのです!
自分の描いた絵を動かすため、より想像力が鍛えられそうですね。
また、スマートフォンやタブレットのアプリもあるので、お子さまにとってパソコンよりも身近な端末でプログラミングを始めることができるでしょう。ヤフーきっずなどで、使い方の解説がされていますので、参考にできますね。
ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミングのように、ビスケットの使い方から実際の授業で行う内容まで解説している本もあります!
これらの本にそって学習を始めることで、初めてプログラミングを学ぶ小学生も安心して学習することができます!
まとめ
いかがでしたか?
本やオンライン講座、無料の学習サイトで自宅でも簡単に小学生がプログラミングを学習できるのです!
自宅でのプログラミング学習で気をつけることが
保護者が正解を教えすぎないことです。
子どもたちが自分で考えて試行錯誤することが、プログラミング教育の目的である論理的思考力を身につける訓練になります。
皆様のご自宅でも、是非、プログラミングにチャレンジしてください!