教育委員会に営業をする人のブログ

地方自治体や学校に営業活動をしています。地方自治体への営業の仕組みや、教育業界について書いていきます。

学校のパソコンのトラブル対応

以前より、学校のパソコンの購入・リプレイスの話をしてきました。 

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今日は、学校のパソコンについて、

購入の後のトラブル対応のお話をします。

また、学校の先生から聞いた導入したはいいけど。。。

という話も合わせていたします。

 

一度の購入で終わらない、

教育委員会や学校と

継続した関係を築くヒント

にしていただけると幸いです。

 

 

保守って何?

学校のパソコンのトラブル対応

学校のパソコンのリプレイスに限らず、保守という言葉を聞いたことはないでしょうか?

下記の記事にあるように、

保守とはトラブル時の対応や欠陥が見つかった際の改善作業のことを言います。

imitsu.jp

 

学校でパソコンを使用するのは子どもたちです。

予想もしない使用方法をすることがあります。

 

扱いが雑でボタンがとれた

パソコンに何かをぶつけてしまった

付属品をなくした

などの物理的なトラブルを始め、

 

必要なファイルを消してしまった

ウイルスに感染してしまった

フォルダの場所を変更してしまった

というパソコンの操作をしている上でのトラブルが起きます。

 

やるなと言われるほど、やりたくなるのが子どもたちです。

このように、一般の企業における保守の範囲よりも広範囲

学校における保守では対応しなければいけないことがあります。

 

2つの対策

学校のパソコンのトラブル対応

このような予想外のトラブルに対応するために、

学校のパソコンには

復元ソフトセンドバック対応

という対策がされていることがあります。

 

復元ソフトとは?

復元ソフトとは、

電源を入れる前の状態にシャットダウンの度に戻す

ソフトのこと言います。

例えば、生徒がとある画像をダウンロードした場合でも、

一度パソコンをシャットダウンすると、

再度電源をつけた際にはその画像は削除されているのです。

 

このような復元ソフトを利用することで、

誤って削除してしまったファイルも復活しますし、

デスクトップのアイコンの位置も常に同じ位置

することができます。

 

このアイコンの位置が同じ、ということについては

右から2番めをクリックして~

などの指示を先生が出されることを考えると、

とても大切な機能なのです。

 

学校のパソコンに復元ソフトは欠かせません。

 

センドバック対応とは?

センドバック対応とは、故障した機器をメーカーに送ることで

故障前の機器を送り返してくれる対応のことを言います。

e-words.jp

私が営業をした学校でもこのセンドバック方式を保守対応に

組み込んでいる学校がありました。

 

対応範囲はメーカーによって異なりますが、

復元ソフトでは物理的トラブルまで対応することができません

従って学校現場では破損などの物理的トラブルにまで対応が可能な

センドバック方式も重宝されるのです。

 

入れっぱなしは嫌われる

学校のパソコンのトラブル対応

何度も記事でお話してきましたが、

学校の教材は

導入したら終わりではない、導入からがスタート

なのです。

 

これまでの学校のパソコンのリプレイスでは、

導入後は学校に任せっぱなしで、

使われているかどうかは知らない

という態度のメーカーも多くありました。

 

保守としてお金をいただいている以上は、

学校や先生が困ったときにはすぐに動ける体制

を築くようにしましょう。

 

メーカー同士の押し付け合い

学校のパソコンにおける保守でよく起こるのは、

トラブルに対してメーカー同士で責任を押し付け合うことです。

この範囲は教材のトラブルだからA社

これは機械トラブルだからB社

というようトラブルの押し付け合いが発生します。

 

しかし、トラブルが起こった場合に、

最も困るのは先生や勉強ができなくなった子どもたちです。

 

このような事態にならないためにも

予め保守の範囲を決めておく

何かあった場合の連絡体制を機器や教材メーカー間で構築する

など、学校に寄り添える体制を構築しましょう。

 

とある先生のお話

先日、とある教育委員会の方と話をしていて、

保守できてくれないからパソコンメーカーを変更しようか

という話題がでました。

 

ここでいうパソコンメーカーとは、

何かあったら相談しやすい地元業者のことを言っています。

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それほど、学校の先生はパソコンやICT機器に対して、

ただ入れただけで使えない

という状態になることを嫌うのです。

 

反対に私は、

タケさんはよく顔を出してくれるからいいね

というお言葉をいただきます。

 

このように学校の先生や教育委員会の方は、

入れたらそこで終了ではなく、

気にかけてくれる営業を求めているのでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

このように、学校のパソコンは沢山のトラブルに見舞われています

そのため、保守などの導入後の対応をしっかりしてあげる

ことが大切です。

 

このような導入後のトラブルまで見据えた営業トークができると、

学校や教育委員会からは安心できる営業だと思ってもらうことができますね!