教育委員会に営業をする人のブログ

地方自治体や学校に営業活動をしています。地方自治体への営業の仕組みや、教育業界について書いていきます。

営業と開発でケンカしてしまう話

こんにちは!タケです。

先日、営業である私と教材開発担当の方との意見の衝突が起こりました。

いわゆる営業と開発のケンカです。

皆様の会社でもよくある話かとは思います。

 

今日は、この営業と開発のケンカが起こった原因と

営業としてどのように開発の方と接するべきか、お話します。

 

 

ことの発端は営業と開発の認識の違い

営業と開発でケンカしてしまう話

今回のケンカの原因は教材に対する前提条件の認識の違いでした。

営業である私はお客様からの要望を開発にお伝えしました。

 

詳細ははぶきますは、

その要望とはドリルの履歴を残したいというものです。

開発に相談すると、可能であるということでしたので、

お客様にも大丈夫である旨をお伝えしました。

 

数日後、開発の方に進捗を伺ったところ

回数制限の件ですが~

と言われました。

 

私の認識ではドリルの履歴を残しておくのに、回数制限などない

ものだと思っていましたが、

サーバーの容量の関係上、制限は必要とのことでした。

改めて条件を整理した結果、今回はお客様の要望に答えることはできない

という結論になりました。

開発の方はこれが仕様なので変更できない、と言うので私もムキになってしまい、

 

制限をかける回数の根拠はなんですか?教えてくださればそれを

理由に客に頭でもなんでも下げてくるので

 

と食い下がってしまいました。

こうなってしまうと、開発も引けなくなるので、雰囲気は最悪です。

こうして、営業である私と開発にてケンカになってしまいました。。。

 

というのが今回の出来事です。

このようなことは、皆様の会社でもよくあるのではないでしょうか?

 

なぜ認識の違いが起きたのか

営業と開発でケンカしてしまう話

どちらが正しいという話ではないかと思います。

今回のケンカの原因は唯一つ、

履歴というものへの考え方の前提が違っていた

ということです。

私はお客様の要望なので履歴はすべて取得すべき

と考えていましたが、

開発はサーバーなどの環境を気にしなくてはいけません。

営業と開発では考えなくてはいけない部分が違うのです。

 

それでは、今後このような認識の違いをなくすためにはどうすればいいでしょうか?

 

口頭でお願いはしない

営業と開発でケンカしてしまう話

口約束ほどあいまいなものはありません。

お願いごとをするときはメールなど文章に残しておきましょう

そして、履歴を残す回数や、取得したいデータの項目一覧など

条件を細かく記載しておくことが大切です。

メールに残しておくことで、後で振り返ることができますし、

認識とずれている箇所があればその場で質問ができるようになります。

 

開発のこだわりとは?

営業と開発でケンカしてしまう話

特に長年教材をつくっているベテランの方などには、

教材はこうあるべき!という熱い想いやこだわりがあります。

このこだわりは大切にすべきですし、営業として聞くことも必要です。

想いのない人間にいいものは作れません。

この想いは営業トークにも使えます。

 

我々はこういう想いで教材を作ってます!

 

という最後のひと押しや情熱を伝えるメッセージに最適なのです。

 

開発が作りたい教材と客が欲しい教材は違う

営業と開発でケンカしてしまう話

これが難しいところです。

特にベテランの開発の方にご理解いただくには時間がかかります。

学校や教育現場は時代とともに変化しています。

とくに私が扱っているような

ICT機器を用いた教材は、日々の進化が激しい

分野です。

ICT機器は3年も経てば新しいバージョンがでますよね。

 

そのため、開発がいいと思っている考え方と、

お客さまがいいと思っている考え方は違うのです。

 

営業として心がけることは?

営業と開発でケンカしてしまう話

それでは、営業としてはどのようなことができるでしょうか?

営業は社内と社外をつなぐかけはしです。

常にお客様からのフィードバックやご意見を開発に伝えるようにしましょう。

開発の方も自分が一生懸命つくったサービスについて

意見がもらえることは嬉しいはずです。

 

また、常日頃から挨拶をしたりちょっとした手伝いなどを率先し、

コミュニケーションを円滑にできるようにしておきましょう。

営業だけでは仕事はまわりません。

学校に導入後の説明会や、保守対応など

開発の協力なしに、商品やサービスがお客様に届くことはないのです。

 

相手も人間ですので、普段話さない人よりも、

気さくに話せる相手のほうが、いざという時に

協力してやろう

と思うえるものです。

 

まとめ

いかがでしたか?

営業と開発は考えることが違うので、

前提や条件が異なるのは仕方がないことです。

それを文章に残すなど、すり合わせる工夫をしていきましょう。

 

また、私が尊敬する営業の先輩から言われた言葉があります。

 

社内から協力を得られない営業が、社外とどうやって大きい仕事ができる?

 

これはまさに営業の心理であると思います。

営業が開発や社内と良好な関係を築くことは、

回り回ってお客様のためにもなるのです!

社内営業も時には頑張ってみましょう。