学校の先生に授業中、タブレットを使っているか聞いてみた
先日の記事でも紹介したように、私は学校での教材説明会にて
タブレットなどのICT教材を先生方が使っているのか?質問をするようにしています。
先日の説明会は11人の先生を相手に行いました。
そこでのお話も踏まえながら、学校でICT教材がどう使われているのか、
営業としてどうアプローチすべきなのかについてお話します!
ICT教材を使った事がある人は多い
タブレットやプロジェクターなどのICT教材について
使ったことがあるという先生方は多いです。
先日私が行った説明会でも、11人中10人は使ったことがある
ということで手を挙げてくれました。
また、別の機会に静岡県で行った研修会でも約25名の参加者のうち20名ほどの先生がICT機器を使用したことがあると答えていました。
以上のことから、学校の先生方はICT教材に関して関心は高いということができるでしょう。
日常的に使用している方は少ない
先日の説明会に話を戻します。
日常的にタブレットなどの機器を使用している方は?
という質問に対しては、手を挙げた先生は0人になってしまいました。
また、教育委員会の方とお話をする中でも、
使い方までは把握していない
授業では使われていなかった
自分が現場にいたときには使っていなかった
という言葉をよく耳にします。
これはつまり、学校の先生方は
タブレットなどのICT教材に興味はあるが日常的に使いこなせていない
ということなのでしょう。
もちろん、先進的な取組みをされていて、既に普段からタブレットを使いこなしている学校もあるでしょう。
しかし、そういった学校はごく一部でしょう。
多くの学校は、タブレットを使うことに特別感を残しています。
なぜタブレットを日頃から使えないのか?
では、なぜ学校でタブレットが普段使いをされないのでしょうか?
いくつか理由はあると思います。代表的な理由は
無線LANの環境が整備されていない
保管場所がPC教室で取りにいけない
など環境に起因するものです。
使用するための準備に手間がかかる
というのも理由としてはよく聞きます。なかなか授業と授業の間の10分の休み時間で、
タブレットの準備ができる先生は少ないのでしょう。
タブレットがない授業スタイルが確立されている
また、タブレットを使用しない授業のスタイルが確立されているということも理由の1つとして挙げられるでしょう。
私が営業をする中で、あなたの教材は私の黒板の授業よりわかりやすいんですか?と言われたこともあります。
先生方は授業のプロですから、タブレットに頼らなくても授業はできるのです。
そのため、タブレットやICT機器に授業を取られてたまるかという反感を持っている先生も一定数存在するのです。
タブレットをどう使うかが明確でない
また、タブレットを使用してどのような授業を行うのかという目的がなく、
とりあえずタブレットを導入してしまったため、活用方法は現場の先生に丸投げ
ということもあります。
タブレットやICT機器自体は、授業や子どもたちの学びをよくするための道具に過ぎません。しかし、導入自体が目的になってしまう教育委員会もあります。
そして、現場の先生は忙しいためタブレットの活用方法を考えることは後回しになってしまう、という悪循環に陥ってしまうのです。
営業として意識することは?
これらのことから営業としては、活用方法まで含めた提案をすることが必須になります。
私もこのブログで繰り返し言っていました。
とりあえずこのような方法で、授業中のこのような場面で使ってみてください
と具体的に提案することで、よしやってみようと先生に思ってもらう必要があります。
私が行っている提案は、
教材と関連する授業案や関連項目一覧の作成
授業で使用するときにはこの順番でこのボタンを押してくださいというリスト
を作成し、先生方がとりあえずタブレットやICT教材を使える環境を作れるよう工夫をしています。
そのためには、営業は学校での説明会や、導入後のサポートなどを行いましょう。
導入までが営業なのではなく、導入されてからがスタートになるのです。
まとめ
いかがでしたか?
このように、学校の先生方はタブレットやICT機器に興味はあるのですが、
時間がないことや、活用方法まで我々営業が提案できていないために、日常的な使用には至っていないのです。
営業として、先生方のタブレットやICT機器活用へのハードルを下げる努力を日々していきましょう!