小学校の先生の英語研修 その②
今回の記事でも、先日が私がお手伝いした研修の感想を述べたいと思います。
研修内容は来年度から教科になる小学校英語についてです。
学校の先生の研修についてはこちら!
前回の感想記事はこちら!
今回の公演者は、
琉球大学の大城賢先生です。
テーマは英語も日本語も伝えたい気持ちが大切ということです。
目的が変わる?!
同じ言葉を発していても、状況によって伝えたい内容が変わりますよね?
例えば、
ある人にキョロキョロしながら「ペンを持っていますか?」と聞かれたら、
その人はきっとペンを貸してほしいんだな、ということがわかります。
同じ言語であるため、英語もそうです。
Do you have a pen?
の1文であっても、
ざわざわした教室の中で先生が
Do you have a pen?
と、言っていたらどうでしょうか?
その答えは Yes,I do. ではないはずです。
小学校の英語でも今後は、状況に合わせた回答、文脈を捉えた回答をする必要があるそうです。
日本語だってそう覚えてきた
皆さんは、どのようにして日本語を覚えましたか?
母国語だから自然と覚えた、という回答をする方もいるかもしれませんね?
それはすなわち、伝えるべき内容が既にあったから、日本語を覚えた、のではないでしょうか?
従って、今までに伝える必要のなかった言葉の場合、日本語でも知らない言葉はたくさんあるでしょう。
英語も同じです!
子どもは自然と、話たい内容があれば、英語をみにつけていく、と大城先生は言います。
小学校の先生は、そのような子どもが話したいという場をつくることが役割になっていくのです。
Small Talkとは?
Small Talkとは、小学校の高学年で設定される活動のことだそうです。
ペアで自分の考えや気持ちを伝え合うこと、とされています。
この活動を2時間に1回は行うように決められています。
文部科学省のyoutubeチャンネルにも、Small Talkの例があります。
前回の記事の公演者である直山先生の記事も参考になります。
他にも様々な教材がありますし、今後も増えていくでしょう。
子どもたちに負けないよう、小学校の先生も学び続ける必要があるのです。
大城先生は繰り返し、子どもの伝えたいという気持ちを大切にしてほしい、とおっしゃっていました。
前回の記事の直山先生も、子どもが英語で話したらまず褒めてあげよう、とおっしゃっていました。
たしかに、正しくきれいな英語を話すことも大切ですが、何よりも子どもたちの想いを大切にしてあげることが、英語はもちろん日本語でも大切なのかもしれませんね。